大人の家庭経済学

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誰でもできる「飽きっぽい」の治し方【結論:そもそも飽きっぽいのはあなたのせいじゃない】

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前回の記事で、自身の飽きっぽさに悩んでいたことをお話ししました。
転職も何回か経験していますし、習い事も過去10年で3つか4つ取り組んでみたものの、すべて半年~1年で挫折してしまいました。


人からも、直接的に「飽きっぽい」とまでは言われませんでしたが、
どこかで誰かが「継続できるのってすごいよね」などと褒めるような言葉を耳にする度、「私ってダメだなぁ」「継続できるようにならなきゃ」と落ち込んでいました。

 

しかしなぜか、行政書士試験の勉強は、投げ出すことなく最後まできちんとやり遂げられました。
体感としては普通の習い事よりずっとハードだったにも関わらず、です。
また、試験終了後から始めたダイエットも、未だなんとなく続いています。

 

自分自身は何一つ変わった自覚はないのになぜだろう、と思いました。

そして、気づきました。

 

①継続できる物事には、特定の条件がある
②継続できる人は、①の条件を満たす物事を選んでやっているに過ぎないのではないか

 

ということに。

 

つまり、物事を継続できないのは、人の性格によるものではなく、取り組むべき物事の選び方を間違えている可能性があるということです。

逆に言えば、特定の条件を満たす物事を正しく選んであげることで、物事を継続できるようになる可能性は上がります。

 

では、その条件とは何でしょうか?
私の行政書士試験の経験を例に挙げながらお話したいと思います。

 

★この記事はこんな人にオススメ★
✓何をしても長続きせず悩んでいる
✓そして、そんな自分を責めがちである

 

 

 

その仕事や習い事を継続できる3つの条件

①目標がハッキリしている

 

私の最終的な目標は、「独立して仕事できるようになる」でした。

ですが漠然とした目標はあっても、どこからどう始めたらいいのかわからず悶々とする日々でした。
目標を叶えるための方向性が見えていなかったのです。

しかし行政書士という独立開業系の資格があることを偶然知り、当面は「試験に合格する」方向性でいくことを決めました。

ex)独立する(漠然とした目標)
←そのための手段の一つとして、とりあえず行政書士試験に合格する(↑に向けた方向性を定める)
←そのためには試験で180点以上(満点は300点)取らなければいけない(↑当面の目標が決まる)

 

ここまで落とし込めれば、これからどう行動したら良いか見えてきそうですよね。
漠然とした目標でも、何らかの形で方向性を絞り込み、できれば最後数字まで落とし込むことができると、継続しやすいのではないでしょうか。

 

②その目標が、自らの心に適うものである

 

私の場合、「人がどう思うか」を気にして立てた目標だと、どうしても継続できませんでした。
「成功している自分を見せたい(=見栄)」「こうしないと世間的にダメかもしれない(=不安)」など、マイナス感情が発端になっているのが特徴です。
それらは結局心から欲したものではないので、モチベーションが続かないんですね。

今回は、「独立したい」という数年間持続したモチベーションが発端になって受験を決めた試験でしたから、最後まで続けられました。
一日10時間以上勉強することもありましたが、多少無理しながらもどこか楽しんでやれたかなと思います。

 

③目標を達成するためにとるべき行動がハッキリしている

 

①でも述べたように、①の目標がハッキリしていれば、なんとなくとるべき行動が見えてくるかと思います。
たとえば勉強の場合は、まずトライしてみて、ダメな部分が出てきたら都度修正するようにしています。

ex)試験で180点以上(満点は300点)取るという目標を達成するには
←ひとまず勉強をする
←その勉強の一環として、教科書を読み、過去問をやる
←結果として苦手と判明した民法を重点的に勉強し、全科目で7-8割とることを目指す。

みたいな感じです。
最初は課題が山積みになりますが、その課題のうち何が一番結果につながりやすそうかを予測して、取り組む優先順位を決めました。

 

ちなみに、ダメな部分や、それがなぜダメなのかが見えにくい物事もありました。あるいは、とるべき行動が頭ではわかっていてもなんか心がついていかない、など。
しかしそういった物事は、後から思い返すと当時の私には合っていなかったと感じます。

「合っていない」物事の見抜き方に関しては、また別途記事を更新したいと思います。

 

まとめ

 

継続できる仕事や習い事の条件は、以下の3つです。

①目標がハッキリしている
②その目標が、自らの心に適うものである
③目標を達成するためにとるべき行動がハッキリしている

そしてこれらの条件を満たす物事を選ぶことで、私たちは物事を継続できるようになります。

 

よくよく考えれば当たり前のことなのですが、継続について語るとき、私たちはどうしてもそれを属人的なものと捉えがちです。
つまり、世の中には"継続力"なるものが存在し、それを身に着けることが大事なのだと。

 

ですが「継続できないのは、単純に継続すべき物事の選び方を間違えているだけ」という可能性があることも、忘れないでほしいです。

 

そして一つでも何かをやり遂げた経験があると、他のことも継続できるようになる(正確には、自分が継続できそうな物事や方法がわかるようになる)と思います!


幽霊の正体見たり枯れ尾花、です。あなたがこの記事をきっかけに、楽しい気持ちで何かに取り組めるようになることを祈っています。