【資格って役に立つの?】私が行政書士資格を取得してみてよかったと思う理由~受験者としての立場から
★この記事はこんな人にオススメ★
✓これから会社員として食べていけるか不安
✓「そもそも資格なんて稼ぐのに役に立たない」と思っている
つい先日、長期に渡る勉強の甲斐あって、行政書士の資格試験に合格しました。
ちょうど今から1年前の2021年2月に勉強をはじめ、
約9か月間の勉強期間を経て、11月の試験に合格することができました。
行政書士試験を受ける理由は人によって様々かと思います。
私の場合は、数年前からなんとなく「会社に頼らず一人で稼げるようになりたい」と思い、手段の一つとしてこの資格を取ることを決めました。
一方、巷では食えない資格の代名詞のような存在として扱われているようです。
ネット上を探せばネガティブな情報がどんどん出てきます。
この記事を読んでいるあなたも、「そんなに勉強してまでこの資格って取る意味あるの?」と不安に思っているかもしれませんね。
また、世の中を生き抜くための"一般解"がなくなりつつある世の中で、
行政書士に限らず「資格自体にさほど価値がない」と主張する人も少しずつ増えているように感じます。
果たしてそうなのでしょうか?
「実際のところ食っていけるのか?」については、まだ開業するに至っていないので何も語れません。
でも、私自身はもうすでに受けてみてよかったと感じています。
なぜか?
今回はその答えについて、受験当事者としての記憶がまだ新しいうちに振り返ってみたいと思います。
私自身も1年前、資格をとるか決めるのに色々と調べていたのですが、リアルな情報が少なく、苦労しました。
同じように悩んでいる方に参考にしてもらえたら幸いです。
①選択肢を手に入れることができた
行政書士という資格の魅力はなんといっても、資格取得後に即・独立する事例が多いことだと思います。
もちろん、それで実際に仕事を取れるか、食べていけるかは全く別問題です。
ですが、行政書士会に登録すると業務についての研修を受けることができます。
また、目に見える資格(しかも1年に1回しかなく合格者数も多くない)を得たことで、同じ志を持つ同期とつながることも容易でした。
人脈もスキルも何もない状態で独立するよりは、はるかにハードルが低いのではないでしょうか。
今はまだ会社に在籍していますが、資格を手に入れてみると、「これで、いざとなれば独立できる!」という気持ちが強くなり、かえって働くことに前向きになれた次第です。
行政書士に限らず、働き方の選択肢を増やしてくれる資格はとても魅力的だと思います。
②キャリアに対する自信をつけることができた
私は、自身の専門分野を持たないことに強いコンプレックスを抱いていました。
TOEICのスコアを持っていて英語関連の仕事をすることは多いですが、これはあくまでソフトスキル。
「何か「自身=〇〇」と言えるようなものが欲しいな」と思っていたところに、行政書士という資格の存在を知り、受験をしました。
まだスキルを得たとは全然言えない状態ですが、そのとっかかりだけでもつかんだことで自信が生まれました。
また、「それなりの難関試験を突破できた」ということ自体に対する自信も生まれました。
③継続性が身についた
取得してよかった理由の中では、これが一番自身にとって大きなものでした。
試験勉強は、毎日コツコツ知識を積み上げていくことが求められます。
これまで私は、趣味から仕事まで色んなことに取り組んできましたが、どれも長続きせず悩んでいました。
しかしそんな私が試験勉強を積み重ね、合格という結果を出せたことで、ハッキリわかったことがあります。
それは、物事を継続できるかどうかは、本人の性格や気質によるものではないということです。
今回の経験で、ものを継続するための条件は3つあることがわかりました。
(1)目標がハッキリしている
(2)その目標が、自らの心に適うものである
(3)目標を達成するためにとるべき行動がハッキリしている
継続条件に関する発見は個人的にとても新鮮だったので、いずれ詳しくお話しできたらと思います。
終わりに
行政書士という資格そのものに価値があるのかどうかは、開業していない以上、まだよくわかりません。
しかし
✓資格・知識を得たことで将来の安心材料につながった
✓難関資格を手にするまでのプロセスで得るものがあった
ように思います。
資格を取るうえで、必要以上にお金をかける必要はないと思います。
しかし変化の多い時代を生き抜くうえで、精神的な意味での足元を固めておくのに一役買うものが「資格」であり「知識」ではないでしょうか。
もしチャレンジしたいことがあれば、ぜひ前向きに検討してみることをオススメします。